大盛況のリサイタル
一昨日、スイスから来日されているダグ・アシャツ氏のピアノリサイタルが開催されました。
ここ数年レッスンのためだけに来日されていた氏ですが、今回久しぶりにリサイタルを開催することとなり、毎年レッスン通訳のお手伝いをしている私としてはとても楽しみにしていました。
その日は朝から京都でレッスンでしたが、私は会場で受付のお手伝いをすることになっていたので、レッスンが終わり次第移動し、5時には兵庫県立芸術文化センターのある西宮北口に到着しました。
まず会場の方からスタッフを集めて説明があり、それぞれ役割を確認して持ち場に付きます。私は受付で預かりチケットを担当し、隣には同じく通訳のお手伝いをされた友人も一緒に立って、当日券や花束・プレゼント係を担当しました。
実はリハーサル中に思いがけないハプニングがあり、アシャツ氏がなんとステージで足を滑らせて大きな音を立てて転んでしまい、周りが一瞬ヒヤッとしたという場面があったそうです。その話を聞いて、私も本当にビックリしました
私も以前コンサート本番で舞台袖に引っ込んだ時に転んだ経験がありますが、その時のことが思い起こされました
周りもビックリしますが、何より演奏する本人が一番ショックを受けます。(私は怪我はありませんでしたが)
幸い大きな怪我はなく、氏は無事にリハーサルを続行されましたが、やはり多少は痛い所もあったようで、お世話している周りとしては本当に大丈夫だろうかと心配でした。本番前に精神的な動揺はないだろうか、後からどこかが痛み始めて演奏に支障が出ないだろうかと…。
しかしそこはさすがに大ベテランのプロ根性で周りに心配をかけないよう平静を保たれながら本番を迎え、たくさんのお客様の拍手に迎えられ落ち着いて演奏を始められました。前半の二台ピアノデュオ(滞在のお世話をされている永井氏との)、後半のソロ、と、一部と二部の間の休憩以外は最後まで休みなく演奏を続けられ、とてもパワフルでした。
私は受付が一段落した後半から客席に座ってゆっくり聴くことができました。
転ばないように慎重にされているのか、どこか痛いのか、多少ソロソロと歩いていらっしゃるように感じましたが、本番が無事終わることを祈りながら見守るように聴かせて頂きました。
客席は本当にたくさんのお客さんで埋まっており、最後の拍手は盛大で温かく、氏もとても幸せそうでした。氏の素晴らしい音楽とその音色に私も感動しました。
無事にすべて終わって、お世話した周りの皆もホッとし、氏もロビーに出て来て、多少興奮気味にとても嬉しそうにお客さん達と話をされていました。
氏はもう70を迎えられましたが、そのお人柄が表れた音楽は素晴らしく、私もその歳まで弾き続けることができるのだろうかと想像すると気が遠くなりますが、いつまでも音楽を続けるということは素晴らしいことだと実感しました。
今朝アシャツ氏は2週間以上の滞在を終え、ヨーロッパへと旅立たれました。来年また氏にお会いできることを楽しみにしつつ、私もまた自分のコンサート本番に向けて頑張ろうという意欲が新たに湧いて来ています![]()



















